監督 |
デヴィッド・クローネンバーグ |
出演 |
ジェフ・ゴールドブラム、ジーナ・デイヴィス |
オススメ度 ★★★★★☆

物体を転送するマシーンを開発した科学者が、ある誤算から異様な姿へと変貌を遂げていくSFパニック。
これが20年前の作品とは驚きです!時代を全く感じさせないしっかりとしたストーリー、緊迫感。20年後の現代に観ても全く色あせない映画でした。どうしてもファッション・画質には古臭さを感じずにはいられませんでしたが、そこがまた良い方に味を出していたのではないでしょうか。それに特殊メイクもその時代の割にはよく作りこまれており、リアルでおどろおどろしい雰囲気が良く表現されていました。グロテスクなシーンも多々あります。
とにかくジェフ・ゴールドブラム演じるセル博士の日に日に変貌していく姿は必見です。半分はマトモに顔が出ていませんでしたが、どんどん狂っていく博士の姿がとても迫力ありました。ジェフ・ゴールドブラム、かなりの熱演でしたね。あんまり今と変わってませんでした。いつまでも若々しいという事か・・?
博士の変貌がメインなのだが、その中に人間への執着心、悲しみ等も表現されていて・・・。SFファンにはたまらない作品なのではないでしょうか。