キングコング (2005・米) King Kong

監督  ピーター・ジャクソン
出演  ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ

オススメ度
 ★★★★★★



名作『キングコング』のリメイクです。「ロード・オブ・ザ・リング」でお馴染みのピーター・ジャクソン監督の最新作なだけあって、それなりに期待して観に行ったのですが、期待を全く裏切らない、正に傑作と呼ぶにふさわしい映画でした。
とにかく脚本、演出、音楽等など・・全てにおいて素晴らしかったです。200分とかなりの長編映画でしたが、あっという間に時が過ぎていきました。キングコングのみならず恐竜、巨大虫、巨大ミミズ(?)、巨大こうもり、先住民族など、次から次へと主人公に襲い掛かってくる怪物たちに目が離せません。迫力あるCG技術に脱帽いたしました。少し「ロード・オブ・ザ・リング」に似通っている部分もありましたね。迫力の戦闘シーンも見逃せませんが、私のお気に入りは何と言ってもキングコングとヒロインの触れ合いです。キングコングの純粋な思いに心打たれ、ラスト30分は涙無しには観れませんでした。あまりにも有名なラストシーン、ですが分かっていたとしても涙が出てきて止まりません。本作はダイナミックで迫力満点な娯楽大作であり、優しくて心温まるドラマでもありました。
登場人物も全員個性溢れる面々で、特にジャック・ブラックこと映画監督のカールが良い味出していたと思います。彼はコメディ俳優のイメージしか無かったのですが、今回の役もなかなか新鮮で良かったです。ナオミ・ワッツもタフで根性あふれる美女役が、正にハマリ役でした。笑い、泣き、ドキドキし・・・。大満足!!な作品です。やはりピーター・ジャクソンは凄いですね。絶対に期待を裏切らない、観て損は無い映画です。