レクイエム・フォー・ドリーム
(2000・米)
Requiem For Dream
監督
ダーレン・アノロフスキー
出演
ジャレッド・レト、エレン・バースティン
オススメ度
★★★★★☆
“中毒”をテーマに、あらゆる人間模様を描くダーレン・アノロフスキー監督の衝撃作。
「時計じかけのオレンジ」を思い出されるパンクな作品です。とにかくありとあらゆる映像技法がふんだんに使われ、新鮮で斬新な映像の数々に衝撃を受ける事間違いナシです。あらゆる“中毒”について描かれていますが、主にドラッグ中毒を中心に描かれています。ドラッグについての映画は何本も観てきましたが、ここまでリアルで痛々しい作品は初めて観ました。やはり独特な技法が作品を引き立てているのでしょうか。
ドラッグに飲み込まれていく青年ハリー演じるジャレット・レトやその恋人演じるジェニファー・コネリーも、鬼気迫る演技で素晴らしかったのですが、そのハリーの母親演じるエレン・バースティンが特に際立っていました。テレビ出演のためダイエットに燃えるエレンの姿がとても可愛らしく、同時にとても痛々しかったです。
決して明るい映画ではありませんでしたが、スタイリッシュな本作の映像だけでも観る価値あり!!