悪魔のいけにえ
(1974・米)
Texas Chainsaw Massacre
監督
トビー・フーパー
出演
マリリン・バーンズ、ガンナー・ハンセン
オススメ度
★★★★☆☆
ホラー映画の原点。実際にテキサス州で起こった電ノコ虐殺事件をモチーフにしたスプラッター・ホラーです。
リメイク版の「テキサス・チェーンソー」では襲われる側、被害者をメインに描いていましたが、「悪魔のいけにえ」では殺人一家、加害者側について詳しく描かれていました。殺人一家の異常さがリメイク版より数倍際立っています。終盤ら辺の絶叫シーンはかなり不気味で気持ち悪かったです。殺人一家が少し漫画チックで、どこか憎めない役柄でした。
一つ文句をいうならば、32年前の作品とあってスプラッターにしては残虐シーンが異常に少なかった事です。血はあまり出ないですし、チェーンソーで切りつけるシーンも切っているのか切っていないのか曖昧で・・・。スプラッター映画としては少し物足りなかったです。ですがホラー映画としてはなかなか面白い作品なのではないでしょうか。斬新でおどろおどろしく、今の時代に観ても充分楽しめます。ホラー的要素が少ないため、ホラーの苦手な人でも楽しんで観れる映画だと思いました。